強靭な耐震性

地震と津波に耐え抜いた強靭な構造

世界の大地震の20%が日本で発生。改めて日本の建物の耐震性が強く要求されています。独自に開発したフレーム形状理論を用いて設計されたY-PLASは、山形梁下部にスラントバーフレームを複合させることにより、驚くほどの強度、耐震性、耐久性を実現しました。

軽量化による耐震性の向上

地震力は建物の重さに比例するため、建物はより軽い方が地震によるダメージを小さくできます。スラントバー部材を組み合わせることにより鉄骨全体の*軽量化が可能となり、耐震性を高めました。
※ 一般工法と比較して鉄骨重量軽減率は約25%程度。

剛性と柔軟性の両立

地震などの揺れを受けても頑丈なスラントバーフレームは変形することはなく、ひし形フレーム面のまま横移動します。フレーム自体が軽量化されているため柱への負荷は低く、また接合部をピン接合にすることで揺れを分散させながら受けとめる柔軟性を発揮します。揺れが収まれば建物は元の状態に戻ります。

被災事例の紹介

2011年3月11日 14時46分18秒
宮城県牡鹿半島沖を震源として、東北地方太平洋沖地震発生
地震規模 マグニチュード9.0 最大震度7

スラントバー工法を採用している岩手県釜石市の某製鉄加工工場では、東日本大震災で震度6弱の地震動と、高さ約4.2mの津波による被害を受けました。しかし、建物への被害はシャッターやサッシのガラスなどの一部破損にとどまり、建物の主体構造の損傷は一切ありませんでした。

時計は14時47分で停止

津波により下部アルミサッシのガラス及び正面シャッターが破損

津波でシャッタースラットが横抜け被害

スラントバーフレーム異常なし
天井走行クレーン落下なし


2011年5月、東日本大震災で震度5以上が観測された地域に建築された
16棟のY-PLASの被害状況について現地調査を実施しました。
その結果、すべての建物の主体構造に損傷事例はありませんでした。

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